強さの秘密①:ニッチすぎる「計装」という名の『経済的な堀』

まず、日本電技がなんでこんなに強いのか?その答えは、彼らが戦ってるフィールドにあるんだよね。彼らの主戦場は「計装(けいそう)」という世界。

…え、「計装」って何?ってなった?正直わたしも最初はそうだったwww 簡単に言うと、「ビルとか工場のいろんな設備(空調とか生産ラインとか)を、センサーとかコンピューターを使って自動でいい感じにコントロールする技術」のこと。

【計装のここがスゴイ!】
- ビルの空調を自動制御して、超快適&省エネを実現!
- 工場の生産ラインを自動化して、生産性アップ&人手不足解消!

ね?地味だけど、めちゃくちゃ重要でしょ?で、この「計装」が、日本電技にとって最強の「経済的な堀」になってるわけ。

堀の深さ、その1:専門性が高すぎて、誰もマネできない!

計装って、ただ機械を置けばいいってもんじゃなくて、建物の構造、設備の特性、使う人の動きまで全部計算して、オーダーメイドでシステムを組む必要があるの。これって、長年の経験とノウハウの塊。ポンと出の新規参入企業が「よし、明日からウチも計装やるぞー!」って言っても、絶対にマネできない世界なんだよね。まさに参入障壁がギッチギチに高いわけです。

堀の深さ、その2:「選別受注」できる最強のポジション

で、この業界で長年の実績がある日本電技は、お客さんから「ぜひ、あなたにお願いしたい」って言われる立場にいるの。だから、今みたいに建設ラッシュで仕事がいっぱいある時期には、「儲かる仕事」を選んで受注できるんだよね。これが、前回見た異常なまでの利益率の高さにつながってる。これって、買い手より売り手が強い「売り手市場」の典型。マジで強いポジションだわ…。

強さの秘密②:時代の追い風を全部吸い込む「神風ポジション」

ビジネスモデルが強いだけじゃない。今の日本、いや世界のトレンドが、全部日本電技にとって追い風になってるのよ。まさに神風。

  • 脱炭素・省エネブーム(神風その1)
    「電気代、ヤバい…」「CO2削減しないと…」って、今みんな思ってるでしょ?ビルの消費電力の多くは空調。日本電技の計装技術を使えば、この空調を最適化して劇的に省エネできる。国も企業も躍起になって省エネを進めてるから、もう仕事が尽きるわけがないんだよね。
  • 人手不足&工場の国内回帰(神風その2)
    「働き手がいない…」これも日本の大きな課題。だから工場はどんどん自動化・省人化を進めたい。そこに日本電技の産業システム事業がドンピシャでハマるわけ。さらに最近は、海外から日本に工場を戻す動き(半導体工場とかね)が活発。新しい工場ができれば、そこには必ず計装システムが必要になる。需要の塊しかない!

こんな感じで、社会が解決したい課題と、日本電技が提供できる価値が完全に一致してる。これが、彼らの成長ストーリーの根幹にあるわけです。

【要注意】どんな優良企業にも「アキレス腱」はある!

ここまでベタ褒めしてきたけど、もちろんリスクがないわけじゃない。投資家たるもの、良いところばっかり見てちゃダメ。ちゃんとネガティブな側面、つまり「リスク」もしっかり直視しないとね。

最大のリスク:成長の足かせとなる「人材不足」

これが一番の懸念事項。会社自身も決算説明会で「成長の一番のボトルネックは人材不足」ってはっきり言ってるんだよね。さっき言った通り、計装は超専門職。誰でもできる仕事じゃない。だから、仕事の依頼は山ほど来てるのに、それをさばく技術者が足りない!っていう状況が起こりうるわけ。これが、今後の成長スピードを鈍化させる最大のリスクかなって。

ただ、会社もこの問題は重々承知で、採用を強化したり、「電技アカデミー」っていう育成機関を作ったりして、本気で対策してる。この対策がうまくいくかどうかが、今後の株価を大きく左右するポイントだわ。

その他のリスク:市況とコスト

・建設市況の変動リスク:今は絶好調だけど、景気が悪くなって建設投資が冷え込んだら、当然影響は受けるよね。ただ、メンテとか省エネ改修みたいな「ストック型」の仕事も多いから、景気悪化への耐性は比較的高い方だと思う。

・資材・人件費の高騰リスク:最近なんでも値上がりしてるけど、建設業界も例外じゃない。コストが上がっても、それをちゃんと価格に転嫁できる「交渉力」が今後も維持できるかは、しっかり見ていく必要があるね。

まとめと次回予告!

さて、今回は日本電技の定性分析、つまりビジネスの強さとリスクについて深掘りしてみたよ。

まとめると…
・強み:「計装」というニッチな世界での圧倒的な専門性が最強の堀!
・機会:脱炭素・省人化という時代のトレンドが全て追い風になってる!
・リスク:唯一にして最大のリスクは「人手不足」。これに尽きる!

リスクはあるものの、それを補って余りある強みと将来性がある、とわたしは感じたな。経営陣も課題をしっかり認識して対策を打ってるし、信頼感は高いよね。

さあ、ここまでで企業の「健康診断」と「体力測定」はバッチリ!いよいよ最終回は、みんなが一番知りたいであろう、あのお話。

「で、結局、日本電技の株価は将来いくらになるのよ!?」

次回は、最新の決算内容をレビューしつつ、わたしの脳内計算機をフル回転させて、将来の株価をガチ予想してみるよ!最終回、絶対見逃さないでね!じゃあまた!

【免責事項】
本ブログ記事は、公開情報に基づき筆者の個人的な見解を述べたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任と判断で行ってください。